自転車に傘を固定する器具は違反になる?「さすべえ」は大丈夫?
自転車に傘を固定する器具をつけての走行は違反になるのでしょうか。自転車で傘を持たずに傘をさせる「さすべえ」なら大丈夫でしょうか。
また、自転車に取り付ける傘スタンドは安全に走行できるのか確認していきましょう。
常日頃から自転車を運転する人にとって、雨は本当に厄介なものですよね。
雨が降った時、どのように自転車を運転していますか?
もちろん安全なのは雨合羽ですが、やはり面倒ですし、着用すると特に夏場などは蒸れて大変です。
その為、どちらかというと傘を利用している人が多いのではないでしょうか?
しかし、自転車での片手での傘さし運転は違反になるということは知っていますか?
これは最近厳しくなった自転車の規則が定まる前から違反になっているのです。
そこで最近では自転車を持たなくてもさすことができる傘スタンドというものが人気のようです。
では、傘を固定する器具というのは違反にならないのでしょうか?
そして、傘スタンドは安全なのでしょうか?
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目次
- 自転車に傘を固定する器具をつけての走行は違反になるの?
- 自転車で傘を持たずに傘をさせる「さすべえ」は大丈夫?
- 自転車に取り付ける傘スタンドは安全?
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自転車に傘を固定する器具をつけての走行は違反になるの?
自転車の規制が厳しくなってから、雨の日に傘を片手にもって運転している人を見ることは少なくなりましたよね。
しかし、逆に増えてきたのが傘を固定する器具を使用しての運転です。
確かに傘を片手で持っていないので運転する人から見れば安定するのかもしれませんが、これは違反にならないのでしょうか?
道路交通法では、あくまで安全にハンドル操作ができない行為が違反になるものと記されていて、これが片手での傘さし運転に当てはまるために違反となっているわけです。
固定器具での運転は違反にならない
その為、傘を固定する器具を使用しての傘さし運転は違反にはなりません。
しかし、はっきり言って、いくら片手で持っていなくても人が多い場所やスピードを出しての走行は危険ですよね。
自治体によってはその為、自転車で傘をさす行為自体を禁止しているというところもあるようです。
もちろん傘をさすことが違反かどうかを確認する必要もありますが、それよりも周りを見渡して安全かどうかを確認するのが何よりも大切なことです。
自転車で傘を持たずに傘をさせる「さすべえ」は大丈夫?
最近自転車を運転する人の間で人気になっているのが「さすべえ」という商品です。
これはハンドルの中央部分に取り付けることで、傘を固定し、傘を持たずにさすことができるといういわば傘ホルダーです。
その便利さと、手軽に使える・安価ということから爆発的に人気が出ているようですが、これは違反にはならないのでしょうか?
先ほども言いましたように、いくら運転する人が安定して運転をすることができても傘をさしていれば周りの人を危険にさらすことがあります。
その為、「さすべえ」も賛否両論があり、規制するかどうかという話が出ているようです。
ただ、今のところは国の規制では禁止されていないようなので、使用はできるようです。
もちろん自治体によっては禁止しているところもあるので、気になる人は調べてみるといいでしょう。
自転車に取り付ける傘スタンドは安全?
片手で傘を持って自転車を運転するということは、運転する人もバランスを崩しやすく、周囲の人も危険にさらすことになるのでとても危険です。
では、傘スタンドを使用すれば、安全なのでしょうか。
実際に傘をさしている人の横をすれ違えばわかると思いますが、両手でしっかりと運転をしているからと言って決して安全とは言えませんよね。
傘立て運転は周りに迷惑をかける場合がある!
確かに運転する人は安定するかもしれませんが、逆に安定することで気を許し、周りの注意を怠るなどが起こる可能性もあります。
それに、傘は広げるとその分だけ周りを走行している人などに当たる可能性が高くなります。
その為、傘スタンドの注意書きを見てみると、ほとんどの商品に人ごみやスピードを出しての運転時の使用を禁止していると思います。
どんなに便利な商品が発売されても傘を開いての自転車の運転は危険であることに変わりはないのです。
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まとめ
自転車を運転していると、どうしても雨が降っているときに傘を使いがちです。
しかし、傘をさす行為は違反になりますし、たとえ傘ホルダーを使っても周りの人を危険にさらしてしまいます。
もしも雨が降っているときに自転車を運転する場合はなるべく雨合羽を使うようにした方がよいでしょう。