汗で塩をふく原因とは?塩分の濃度や塩辛い味の理由とは?
汗で塩をふく原因とは何が考えられるのでしょうか?
また、汗に含まれる塩分の濃度はどれくらいなのか?そして塩辛い味は何の味なのか?についても確認していきましょう。
汗にはよい汗と悪い汗があるという事を知っていますか?
汗には質があり、特に悪い汗をかくと、塩辛い汗になってしまうのです。
では、なぜ同じ汗でも悪い汗をかいてしまうのでしょうか?
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目次
- 汗で塩をふく原因とは?
- 汗の中に含まれる塩分の濃度はどのくらい?
- 汗の塩辛い味は何の味なの?
- まとめ
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汗で塩をふく原因や理由とは?
汗というものは、基本的に身体のミネラルが外に排出されることから、しょっぱいという事は知っていますよね。
つまり誰の汗でも塩は含まれているのです。
ただ、その人の汗の質や発汗量によって塩辛さは違ってくるのです。
例えば、汗が出る汗腺が正常の人の場合には、汗自体にはミネラル分が多く含まれていますが、汗として体外に排出される前に汗腺で再吸収されるため、そう塩辛くはないのです。
汗で塩をふく人の原因とは?
しかし汗腺の機能が悪い、汗の量が多いという場合には、
- 汗腺がきちんとミネラルを再吸収できない
- 汗の量が多くてミネラル分の再吸収が間に合わない
そうすると、通常よりも塩辛い汗をかくことになり、結果汗が塩をふく原因となるのです。
汗に含まれる塩分の濃度はどのくらい?
汗というのは、とてもしょっぱいというイメージがありますが、
通常の汗の塩分濃度は約1%程。
海の塩分濃度が約3.5%なので、海の塩辛さに比べると、そう高くはないことがわかりますよね。
しかし、実際に汗をかく場合、身体が体外に排出しようとする汗の塩分濃度はこれよりも高いものなのです。
しかし、汗が体外に出る際に、汗腺がミネラル分を再吸収するために体外に排出される汗の塩分濃度は1%ほどに抑えられるのです。
汗腺の機能がきちんと働いていないと、汗の塩分濃度は高くなる
しかし、この汗腺の機能がきちんと働いていないと、汗の塩分濃度は高くなります。
その為、汗に余分な塩分が含まれ、着ている服に汗が染み込み、乾いたときに塩がふきだすことになるのです。
運動をすると、汗の塩分濃度が高くなる
ちなみに運動をすると、汗の塩分濃度が高くなります。
なぜかというと、運動をすると通常よりも大量に汗をかきますよね。
そうすると、汗を排出する際に通常であれば汗腺がミネラル分を再吸収します.
しかし汗の量が多いと再吸収が追い付かず、ミネラル分が吸収されないまま汗として体外に排出されるからなんです。
汗の塩辛い味は何の味なの?
汗は塩辛いけど、それが当たり前でなぜ塩辛いのか詳しく知らないという人も多いと思います。
では、汗の塩辛さには何が含まれているのでしょうか?
汗に含まれているのは99%とほとんどが水分です。
そして残りの約1%に様々な成分が含まれているのです。
まず主な成分が塩分ですよね。しかしそれだけではありません。
塩分の他にも
- 尿素
- 乳酸
- カリウム
- アンモニア
- カルシウム
- マグネシウム
- 重炭酸イオン
ただ、塩分が強いため、なめただけでは他にどんなものが含まれているかはわかりません。
汗の他の成分の影響で臭いがキツくなる!
しかし、汗をかいた時に来ていた服をそのままにしておくと、臭いがきつくなりますよね。
それは、汗に含まれる尿素やアンモニアが関係しているのです。
まとめ
汗というのは塩辛いと当たり前のように思っていますよね。
しかし、その汗には塩分だけではなく汗のにおいからは気づかない尿素やアンモニア、カルシウムなどの様々な成分も含まれているのです。
その為、汗を大量にかくときには身体から排出された成分をきちんと補うために、
- 水分
- 塩分
特に、汗を排出する汗腺のミネラルを再吸収機能がきちんと機能していないと必要以上に体外に塩分を排出されることになります。
そのため、きちんと汗腺が機能するように、そしてしっかりと塩分を補給することが大切なのです。
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