五月人形の意味とは?金太郎や虎や弓や太刀をなぜ飾るの?
五月人形の意味にはどんなものがあるのでしょうか。
五月人形で
- 金太郎や張子の虎を飾る意味
- 弓や太刀を飾る理由
男の子が生まれると、初節句に合わせて五月人形や兜、鯉のぼりなどを購入しますよね。
昔は鯉のぼりが主流でしたが、今は家庭などの事情もあり、部屋に簡単に飾れる五月人形や兜が主流のようです。
特に五月人形には見た目の迫力や力強さもあり、人気が高いですよね。
ただ、五月人形というと、金太郎などの人形のほかにも弓・太刀などを飾るところもあります。
さらに、五月人形として張子の虎を飾るところもあります。
では、五月人形にはどのような意味合いがあるのでしょうか?
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目次
- 五月人形が「金太郎」の意味とは?
- 五月人形に「張子の虎」を飾る意味とは?
- 五月人形に「弓や太刀」を飾る意味とは?
- まとめ
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五月人形が金太郎の意味とは?
五月人形にはいろいろな人形がありますが、やはり一番人気の高いのは金太郎ではないでしょうか?
金太郎というと、昔ばなしにも登場する元気で強い子供の象徴でもありますよね。
そもそも金太郎の昔話の元となっているのが平安時代に実在した坂田金時だという事を知っている人も多いと思います。
この坂田金時は、四天王の一人で、酒呑童子を退治したことで有名です。
つまりは五月人形に金太郎をかある理由としては、
- 子供にも親しみがある
- 強くて元気
そして金太郎の人形を飾ることで
「強くて健康でありながら、それでいて優しい子に育ってほしい」
という意味が込められているのです。
五月人形に張子の虎を飾る意味とは?
五月人形というと、金太郎や武将などの人形が主流ですが、張子の虎を飾るところもあるます。
では、張子の虎にはどのような意味合いがあるのでしょうか?
強い
そもそも虎というと日本では昔から「龍虎」というように龍と並んで強いものの象徴でもありますよね。
魔除け
さらに虎というのは、昔から悪いものを取り除いてくれる、または悪いものから守ってくれるという魔除けの意味合いがあったのです。
子供の成長
特に昔は今のように医療技術が発達しておらず、子供の死亡率が高かったために、ひな祭りや端午の節句のほかに七五三など子供の成長を祝う行事がたくさん残されているのです。
五月人形の虎にも、
- 悪いものからわが子を守る
- 健やかに、そして健康に成長していってほしい
さらに、魔除けとして虎を飾ることで、悪いものから救ってくれるという意味合いもあるのです。
五月人形に弓や太刀を飾る意味とは?
五月人形として、人形などのほかに弓と太刀を飾るところもありますよね。
中には人形や兜の付属品として弓と太刀を合わせて飾るというところもあると思います。
ただ、人形や兜と一緒に弓や太刀を飾るのはいいのですが、弓と太刀だけを飾るというのは五月人形としてはちょっと違和感がありますよね。
弓と太刀はどちらかというと武器というイメージがあるので、確かに江戸時代以前であればよかったのかもしれませんが、今の時代にはちょっと不向きな感じがします。
しかし、弓と太刀を五月人形として飾る意味は、決して戦いの道具としてではないのです。
子供を悪いものから守る
よくお正月の初詣にお守りとして「破魔矢」を購入しますよね。
実は五月人形の弓にもそれと同じ意味合いがあるのです。
元々弓と矢には昔から魔除けとして用いられた歴史があります。
魔物は昔から光物を嫌うと考えられていて、太刀の刃物を光物として護身具として考えられていたのです。
つまりは弓と太刀を五月人形として飾るのは、わが子を悪いものから守るという意味合いがあったのです!
まとめ
五月人形というと、人形のイメージがありますが、実際に販売店を除くと他にも虎や弓や太刀なども並べられていますよね。
やはりどちらかというと親しみのある人形に目が行きがちですが、虎や弓や太刀にも子供の健やかな成長を願う深い意味が込められているのです。
初節句で五月人形を購入する際には、見た目だけではなくそれらの意味を考えて選ぶというのもいいですね。
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