七夕の飾りのくす玉と折り紙と短冊の意味や由来と作り方!
七夕というと定番なのが「七夕飾り」ですよね。
七夕飾りとは、笹の葉にくす玉や短冊を飾るというもの。
短冊に願い事を書いて飾るというのもお約束ですね。
では、七夕飾りにはくす玉・折り紙・短冊などどんなものがあるのか、そしてどんな意味があるのでしょうか?
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七夕飾りの定番、くす玉の意味と種類
七夕飾りの主役といえばくす玉ですよね。
元々は中国で薬草を入れた袋に造花などで飾りをつけて魔よけとして使用されていたものです。
日本ではどちらかというと七夕飾りよりもお祝い事の時に使用するときの物の方が印象深いと思います。
そんなくす玉ですが、七夕飾りとして飾られるようになったのは結構歴史が浅い事を知っていますか?
初めて七夕でくす玉が飾られたのは、有名な仙台の七夕祭り。
今から70年ほど前に「森天祐堂」というお店のご主人が考案しました。
元々はダリアの花をモチーフに作ったそうです。
大きなものは丸い玉に吹き流しがついているものが七夕飾りとして売られていますが、小さいものなら折り紙などでも作ることが出来ます。
折り紙で作るくす玉の種類はいろいろあるようですが、基本的には同じモチーフのものを折り紙でたくさん作り、それをつなぎ合わせるというものです。
見た目はちょっととっつきにくそうなくす玉ですが、時間はかかっても慣れてしまえば意外と簡単に作れます。
ネットや折り紙の本でも作り方が紹介されているので、時間のある方は挑戦してみてください。
折り紙で簡単に作れる七夕飾り
七夕飾りにはたくさんのものがありますが、折り紙で簡単に作れるものがほとんど。
例えば、七夕飾りの定番であるくす玉や吹き流し、ほし飾り、わっか飾り、あみ飾りなど。
簡単に作れるものは、幼稚園・保育園、小学校の七夕行事などで作ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
家庭でも子供と一緒に七夕に向けてワイワイと飾りを作るのも楽しいですよね。
もちろん、簡単なものではちょっと物足りないという人向けの凝った七夕飾りなどもありますよ。
笹は別売りですが、でんぐりや短冊・天の川の装飾など、七夕飾りにおすすめのボリューム満点の装飾がセットになっているものもあるので、かなり雰囲気を味わうことができますよ!
七夕飾りの短冊が「五色」なのはなぜ?
七夕飾りでくす玉とともに定番なのが「短冊」ではないでしょうか?
同様である「七夕」にも歌詞の中に「五色の短冊」というフレーズがあります。
ではなぜ七夕に飾る短冊は「五色」なのでしょうか。
それは、七夕の由来が中国にあることが関係してきます。
中国には陰陽道というものがあり、陰陽道には自然を表す「五行説」というものがあります。
この五行はそれぞれ木は青(緑)、炎は赤、大地は黄、金は白、水は黒であらわされます。
これに後からすべてをまとめる色である「紫」が加わり、いつの間にか黒が使われなくなって今の五色となりました。
因みにこの「五色の短冊」ですが、日本に伝わった時は糸でした。
それが布に変わり、さらに紙に変わったと言われています。
まとめ
今私たちが七夕になると何気なく飾っている七夕飾りたち。
どうしても七夕というと短冊に願いを書いて吊るすと願い事が叶うという話と、「織姫と彦星」の話ばかりが目立ってしまいますよね。
しかし、ひも解いてみると、七夕飾り1つとっても実に奥深い意味合いを持っているのがわかると思います。
今度七夕飾りを飾るとき、もしくは折り紙などで自分で作るときにはこのような意味を少しでも考えてみてはどうでしょうか?
毎年行われている七夕の行事が普段とはちょっと違った風に見えるかもしれませんよ。
小さな子供たちに伝えることは難しいかもしれませんが、学校で七夕の行事を行う時にも伝統を伝える一環として学ぶのも良いかもしれませんね。