お盆飾りとは?なすやきゅうりの意味と仏壇に飾るものは何?
お盆の飾り付けについていろいろ確認をしてみましょう。
夏といえば、お盆がありますよね。
お盆というのは、先祖の霊を供養する行事ですよね。
この時期先祖の霊が子孫の元に変えるとされていて、迎える側もしっかりと準備が必要です。
お盆飾りにはいろいろな種類がありますが、その一つ一つに意味があります。
では、ここではお盆飾りの飾りつけと合わせてその意味も見て見ていきましょう。
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目次
- お盆の飾り付けは何を用意すればいいの?
- お盆飾りの「なす・きゅうり」にはどのような意味があるの?
- お盆飾り仏壇には何を飾るの?
- まとめ
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お盆の飾り付けは何を用意すればいいの?
お盆飾りは、戻ってくるご先祖様へのおもてなしでもあります。
その為、ご先祖様が好きな食べ物や供え物をお供えしますが、そのほかにも必ず用意するものが決められています。
一般的にお盆といえば、8月13日~16日に行われます。
そして13日は盆の入りもしくは迎え盆などといい、その日に精霊棚を飾ります。
飾るもの
- こも・まこもの敷物
- 精霊馬
- 盆提灯
- 水の子とあか水
- 蓮の葉
を用意します。
そのほかに、
- ご先祖様の鉱物や季節の果物や食べ物
- 花
- 香炉
- ろうそく
- 鈴
を飾ります。
お盆飾りのなす・きゅうりにはどのような意味があるの?
お盆飾りの中にはなす、きゅうりがありますよね。
よくお箸などで4本の足を作り、飾っておくと思います。
ではこのナスときゅうりにはどのような意味があるのでしょうか?
「なす」と「きゅうり」の意味
実はこれは精霊馬といい、きゅうりを「馬」、なすを「牛」に見立てています。
この精霊馬は、ご先祖様や亡くなった方々が行き帰りに使う乗り物なのです。
なぜきゅうりとなすが使われるようになったのかは定かではありませんが、お盆の時期に収穫でき、比較的用意しやすい野菜が選ばれたと考えられます。
場合によっては馬と牛を藁で作ることもあります。
ただ、きゅうりとなすは行と帰りで使い分けるようで、
来るとき
13日の迎え火にきゅうりの速い馬に乗ってこの世に戻り
帰るとき
16日の送り日にはゆっくりとなすの牛に乗ってあの世に帰る
と、逆の意味を持つ場合もあるようです。
ちなみにきゅうりとなすは迎え入れる13日には内側に向けて、送り火の日には外側に向けます。
お盆飾り仏壇には何を飾るの?
お盆の時期に仏壇に飾るものは決められています。
まず、敷物としてこも、まこもの敷物を用意します。
そして、先ほどお話しした
- きゅうりとなす
- ご先祖様が迷わず家に戻れるように目印にとして家の中に飾る盆提灯
- 水の子とあか水
- 極楽浄土を象徴する花でもある蓮の葉
を飾ります。
これらの仏壇飾りを用意したらどこに飾るのかというと、ほとんどの場合には仏壇の前にテーブルを用意し、そのテーブルの上にこも・まこもの敷物を敷いて飾ります。
他に仏壇飾りとして用いられるのは、
- ほおずき
- そうめん
- 御先祖様の好物
- 季節の果物や食べ物
- 花
- 香炉
- ろうそく
- 鈴(リン)
となります。
ちなみにほおずきは「鬼灯」と書くのですが、灯り家への目印として飾られたということと、彩として飾られていたという意味があるようです。
そうめんは、ご先祖様が帰るときの手土産を背負うときの紐、手土産や荷物をまとめるときのひもになるようにお供えする意味や、縁起を担ぐ意味で用いられてると考えられています。
まとめ
お盆飾りには様々なものがありますし、飾り方もある程度形式が決められています。
しかし、その一つ一つにきちんとした意味があるので、準備するときにはその意味をしっかりと知ったうえで飾り付けることで、よりご先祖様への気持ちが高まるのではないかと思います。
毎年の行事なので、しっかりと準備をして飾り付けましょう。
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