ひし餅の色の順番とは?正しい食べ方は?菱餅の意味や由来は?
ひし餅(菱餅)の色や順番は決まっているのでしょうか。
ひな祭りに欠かせない食べ物の一つ「ひし餅」ですが、
- ひし餅の正しい食べ方
- ひし餅の意味や由来
というのがあるのか確認してみましょう。
ひし餅って雛あられと違ってあまり準備しない家庭も多いのでないでしょうか。
中にはすでに雛飾りの中にひし餅の飾り物が含まれているなんていうものもあるようです。
では今回はそんな、主役格だけどあまりぱっとしない(失礼!?)ひし餅にスポットを当ててみたいと思います!
ひし餅(菱餅)の色や順番は決まっているの?
まず、ひし餅といえばカラフルな色ですよね。
ひし餅の色を知らない人はいないと思います。
ひし餅といえば、やはり3色の白・ピンク・緑です。
ひな祭りが近づくにつれてきちんとスーパーなどでも市販されますし、家庭によっては手作りされる方もいらっしゃるようです。
ただ、ふと考えるとこの3色どんな順番で並んでいたのかちょっと思いつきませんよね?
子供のために作ってみたけど、どのような順番に並べればいいのかわからないなんてあたふたしてしまうママもいるのでは?
順番だけ言ってしまうと上からピンク・白・緑というようになります。
これにはきちんと意味合いがあり、
- ピンクは桃の花
- 白は雪
- 緑は草萌える大地
を表していて、「雪の下には新しい芽が芽吹き、雪の上では桃の花が咲いている」という意味があるそうです。
そう考えるときちんと覚えられそうですね。
ひし餅(菱餅)の正しい食べ方とは?
ひし餅、最近ではお持ちではなくひなあられやゼリーなど、形だけを模していろいろな食べ物にアレンジしていますよね。
でももともとは「ひし餅」ですからおもちなわけです。
ただ、3つの色のおもちが重なっているのでどう食べたらいいのかお正月の鏡餅並みに困るもの。
ちなみに鏡餅は最近見た目は鏡餅でもあとで食べやすいように中に四角のおもちが入っているタイプが増えて、楽になったけどなんだか…という気持ちになってしまいますよね。
さてひし餅の食べ方に戻りますが、ひし餅の食べ方は特に作法などはありません。
普通のおもちで特に味があるわけではないので、他のおもちと同じように「焼いたりお汁粉」などにして食べましょう。
ただ、ひし餅の角がとがっている部分には魔除けの意味があります。
そしてその角をちぎりながら食べて「角が立たないように」という願いを込めて食べるという方法もあるそうです。
ひし餅、なんとなく食べにくいイメージですが、縁起物なのでぜひおいしく調理して食べましょうね。
ひし餅(菱餅)に意味や由来はあるの?
ひし餅、その独特な形と色にはどのような意味があるのでしょうか?
まずその色から見てみましょう。
ひし餅の色は上からピンク・白・緑ですよね。
この色には一つ一つ意味があります。
まずピンクには桃の花・魔除け、白は清浄・雪、緑には健康や長寿・大地という意味があるようです。
やはり一つ一つに女の子の健やかな成長を願う意味が込められているんですね。
- 「緑の餅」→造血効果があるといわれるよもぎ
- 「白の餅」→血圧を下げるひしの実
- 「ピンクの餅」→解毒作用があるクチナシ
で色を付けています。
意味だけではなく実際に食べることで健康になるように作られているんですね。
まとめ
ひな祭りに欠かせないけどちょっと忘れがちなひし餅。
そして飾るのは綺麗ですが、食べるのはちょっと面倒なんて思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、ひし餅にはその形や色一つ一つにいろいろな意味が含まれているのです。
きちんと飾って飾り終わったらおいしく食べるようにしましょうね。
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