喪中にハガキを出す理由や花のイラストの意味とは?
喪中にはどんな意味があるのでしょうか?
また喪中はがきを出す理由やハガキや切手に描かれている花の絵のイラストや写真にはどのような意味があるのでしょうか?
喪中というと、近親者に不幸があった時に喪に服すことということを知っている人は多いと思います。
そして、喪中というと、まず思い浮かべるのが喪中はがきではないでしょうか。
しかし、正直言って喪中の意味とはどんなことがあるのか、そしてどのくらいの期間が「喪中」となるのかとなると、詳しく知る人はあまりいないと思います。
- 喪中にはどんな意味があるのか?
- 喪中はがきを出す理由はなにか?
- ハガキや切手に描かれている花の絵(イラスト)や写真の意味とは?
など、ここでは喪中の詳しい意味、そして合わせて喪中はがきの意味も見ていきましょう。
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目次
- 喪中の意味とは?
- 喪中はがきを出す意味とは?
- 喪中はがきの花の絵の意味とは?
- まとめ
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喪中の意味とは?
喪中にはどのような意味があるのでしょうか?
喪中の意味というと近親者がなくなった時に一定期間喪に服すことを指します。
今はそれほど気にする人はいませんが、昔は門戸を閉じ、酒肉を断ち、弔せず、賀せず、音曲をなさず、読め捕りをせずというようなしきたりがあったようです。
その中のいくつかは今の喪中の期間中の禁止事項として息づいています。
そして、一番わかりやすいのは、喪中の間は故人の冥福を祈り、特に慶事を避けます。
さらに、喪中の間は人の死を穢れとして避ける神社(神道)をさけ、喪中の間は神社を参拝することを避けるようにします。
喪中の期間とは?
喪中の期間は亡くなった人との続柄によって違ってきます。
- 父母は13カ月
- 養父母は150日
- 夫は13カ月
- 妻、息子、娘、兄弟は90日
- 父方の祖父母は150日
- 母方の祖父母は90日
などです。
ただ、これは明治7年に出された太政官布告でさだめられたもので、今は撤廃されています。
それでも仏事の慣例にはこれが一つの目安とされているようです。
喪中はがきを出す意味や理由とは?
喪中期間中に喪中はがきを出す意味にはどのようなことがあるのでしょうか?
喪中はがきとは、別名年賀欠礼状とも言います。
その名の通り、喪中の期間に年賀状を出すことができないことを前もって知らせるためのものとなります。
基本的には近親者がなくなって1年以内のお正月に出す年賀状の代わりのものとなります。
相手が年賀状を出す前に届くように、年賀状の受付期間が始まる前までに出すことが必要です。
喪中はがきは年賀状が描けない理由を知らせるものなので、こちらの近況報告などは書きません。
そのかわりに亡くなった故人の名前・亡くなった日付・享年、そして個人との続柄を入れることも忘れないようにします。
喪中はがきを出す範囲とは?
喪中はがきには、ハガキを出す範囲というものがあります。
喪中の範囲は基本的には2親等までとなり
- 配偶者
- 両親
- 兄弟姉妹
- 配偶者の両親
- 祖父母
などの直系の血族が一般的となります。
もしも喪中はがきをいただいた場合、返事をしたい場合には、もちろん年賀状は出さずに1月8日以降に「寒中見舞い」という形で対応します。
喪中はがきや切手の花のイラストの意味とは?
喪中はがきを準備する際、もしくはいただく際に、下地のモチーフに花を用いられていることが多いですよね。
しかし、1種類の花ではなくいろいろな花のモチーフがあります。
実はその花一つ一つに意味があるのです。
よく見るのが椿・菊・蓮・百合・水仙・桔梗・野菊・すみれなどがあります。
よく喪中はがきに用いられる切手部分に描かれているのも「胡蝶蘭」ですよね。
花の由来には一つ一つ意味があります。
- 椿=完全な愛
- 菊=洗浄
- 蓮=神聖
- 百合=純潔
- 水仙=神秘
- 桔梗=誠実
- 野菊=清爽
- すみれ=誠実
などとなっています。
花柄のデザインを選ぶときには、故人の生前好きだった花などを選ぶのもよいでしょう。
まとめ
喪中というのは亡くなった故人を偲び慶事などを控える期間のことを言い、喪中はがきは慶事を控える期間であるために年賀状を出すことができずにあらかじめ相手にそのことを伝える年賀欠礼状となります。
喪中はがきに使われる花の柄にも故人をしのぶ意味が込められているのを忘れずに、そして喪中はがきをいただいた時にはきちんと対応していきたいですね。
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