夜尿症の子供の原因と治療方法は?病院は行った方がいいの?
お子さんのおねしょ、気になりますよね。
普通おねしょというのは、大きくなるにつれて自然になくなってくるものなのですが、中にはなかなか治らず小学校に上がってもおねしょをしてしまうという子もいます。
しかし、おねしょというのは普通、5~6才くらいになると自然と治ってくるもので、小学校に上がってもしてしまうおねしょの事を「夜尿症」と言い分けています。
大きくなっても夜尿症が続いてしまって治る気配がない場合には、積極的に治す努力をしたり、場合によってはお医者さんにかかるということも必要になってくる場合があります。
- では夜尿症の子供の原因とは何でしょうか?
- またよい治療法はあるのでしょうか?
- それとも病院に行った方がいいのでしょうか?
大きくなってもおねしょが治らないというのは親にとっても気になるところですが、一番気にしているのはおねしょをしてしまうお子さん本人です。
おねしょの不安を少しでも早く取り除いてあげるためにも、適切な対処をしてあげることが大切です。
【PR】スポンサードリンク
子供の夜尿症の原因とは?
まず、夜尿症というのは、親が子供に言い聞かせても治るものではありませんよね。
それもそのはず、夜尿症は無意識に寝ている間に出てしまうものなので本人にもどうしようもありません。
以前は「子供の性格の問題」「子供の育て方の問題」などといわれてきましたが、これは一概には言えません。
時には子供へのストレスがかかわってくることもあるようですが、今ではいろいろなことが夜尿症の原因と考えられているんです。
いくつかあげると、
- 「夜のおしっこの量が多い」
- 「夜の膀胱の大きさが小さい」
- 「睡眠障害」
- 「ストレス」
- 「膀胱や腎臓の異常」
などです。
もともと子供の膀胱というのは未発達のため、夜のおしっこが膀胱にためきれずにおねしょをしてしまいます。
でも、成長するにつれて膀胱が発達し、夜中のおしっこを溜め込んで置けるようになることでおねしょをしなくなるんです。
でも、膀胱の発達が遅くなってしまったり、他の原因がかかわってくることでなかなかおねしょが改善されず、夜尿症になってしまうということが起こりうるのです。
子供の夜尿症の治療にはどんな方法があるの?
夜尿症というのは、比較的病気とは見られずに軽視されがちですが、大きくなっても毎日のようにおねしょをしてしまう本人にしたらかなりの大問題。
子供によっては毎日おねしょをしてしまうことで自信を失って心理面・社会面・生活面でも影響が出てしまう場合があります。
さらに、これらはストレスとなり、より夜尿症の解決を遅らせる要因ともなりうるのです。
そのため、小学校に上がってもなかなか夜尿症が治らないようであれば、早めに対策をとることが必要になってきます。
まず、家庭でも出来る夜尿症の対策というのは子供がどのような原因で夜尿症になっているかということです。
先ほど、夜尿症の原因として、夜中のおしっこの量が多い、膀胱の大きさが小さいということをあげましたが、これらが原因となっている場合には家でも対策をとることが出来ます。
まずは子供がどのような原因でおねしょをしてしまうか調べることが大切です。
夜寝る前にオムツをして、朝起きたときにそのオムツの重さを量ると夜中のおしっこの量がわかります。
その量が
- 小学校低学年で200㏄以上
- 高学年以降で250㏄以上
であれば尿の量が多いと判断したほうが良いでしょう。
この場合には寝る前にはあまり水分をとらないようにさせることでおねしょを防ぐことが出来ます。
昼間、おしっこをぎりぎりまで我慢して、その量を測ったとき、小学一年生で150cc以下、二年生で200cc以下、三年生以上で250cc以下であれば膀胱が小さいことが考えられます。
この場合には寝る前には身体をよく温めて膀胱がなるべく柔らかくなってたくさんのおしっこをためておけるようにすることで対策をとることが出来ます。
子供の夜尿症は病院で治療できる?
子供の夜尿症は、専門医療機関にかかることで治すことが出来る病気です。
病院に聞くとまず問診や検査などで、夜尿症のタイプを判断します。
これによってその子に合った治療が行われます。
治療の内容としては、
- 投薬治療や夜尿アラームによる排尿抑制訓練
- お子さんによっては心理カウンセリング
が行われる場合もあります。
さらに、膀胱や腎臓などに器質的な疾患がある場合には、手術療法が行われることもあります。
もしも、病院で治療を受ける場合には、家庭ではもしおねしょをしてしまってもお子さんを怒らずに自然に接してあげることが必要になってきます。
夜尿症はお子さん本人だけでなく、家族で取り組んで治療をしていきましょう。
まとめ
おねしょは大きくなるにつれて自然に治るものですが、治らない場合は病気と考えるために「夜尿症」と呼びます。
もちろん自分で治せることもありますが、大きくなっても治らない場合、親はもちろんお子さんにも心の負担となります。
夜尿症は病院にかかれば治せる病気です。
どうしても負担になる場合、自然に治る気配がない場合には、思い切って医療機関を受けることをお勧めします。
おねしょはお子さんだけのものではありません。
家族で真剣に向き合って治していくようにしましょう。
タグ:おねしょ